10月6日、2015年ノーベル物理学賞の受賞者が決定し、東京大学宇宙線研究所梶田隆章所長の受賞が発表されました。 梶田先生は、神岡鉱山(岐阜県飛騨市)の地下1,000メートルに設置された観測施設「スーパーカミオカンデ」での実験により、物質の最小単位である素粒子のひとつ、ニュートリノに質量があることを発見しました。質量がないと言われてきたこれまでの定説を覆し、宇宙誕生の謎の解明に迫る大発見として、ノーベル物理学賞の栄誉に輝かれました。 2002年には、梶田先生の恩師でもある小柴昌俊東大特別栄誉教授が、スーパーカミオカンデの前身施設「カミオカンデ」で、ニュートリノを世界で初めて観測したことによって、やはりノーベル物理学賞を受賞されています。 カミオカンデ、スーパーカミオカンデともに、三井金属が長年培ってきた鉱山技術を用いて、鉱山内の空間建設を行ないました。 坑内空間の提供と培ってきた鉱山技術で、偉大な研究実験を支えることに貢献でき、そして2人目のノーベル賞受賞者が誕生したことは、当社グループ社員にとっても大変誇らしくかつ喜ばしいことです。 また、ニュートリノ観測施設でさらに次世代超大型のものを建設する計画もあり、そこでも私たちが貢献できますよう願っています。
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