Work & People
社員メッセージ
経営企画本部 ICT統括部
2012年入社 創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻
入社の理由
大学で鉱山資源の選鉱技術を学んでおり、専門を活かした仕事に就きたかった。三井金属には議決権ベースで権益100%の鉱山があり、若いうちから海外で働けると思った。
現在の仕事
会社全体で使っているシステムを新システムに更新するプロジェクトを担当。進捗管理やシステム更新対象の国内外70社あまりの調整業務を担っている。
ワンサラ鉱山での選鉱工程、竹原製煉所での銅貴金属工程の管理業務を経て、入社8年目からICT統括部に来ました。工程管理業務において、在庫の情報を見たいときに見たい切り口で見られないことや操業データをリアルタイムで確認できないことなど、社内システムやITインフラ整備に課題を感じていました。そこで、システム企画職として現場の課題を解決したいと考えていた矢先に、全社のシステム更新プロジェクトの立ち上げがありました。社内公募制度を使ってプロジェクトに応募。以来、約2年間、2022年4月からのシステム刷新を目指した進捗管理や、各部門との調整を担当しています。
プロジェクトの目的は、次世代のシステムを導入することで、当社のDXを推進することです。
プロジェクトの最初の取り組みは、10~20年先のシステムとしてありたい姿を定めることでした。ありたい姿を策定するにあたっては、ボードメンバーだけでなく各事業で実務を担当されている方からも意見をいただきながら、プロジェクトチームで検討しました。
私もチームの一員として、新システムで実現するありたい姿の検討に参加し、納得いくまでとことん議論しました。
2022年4月の一斉稼働に向け、各事業で先生となっていただくキーユーザー約240名の皆様へ、新システムの操作教育を実施しました。
私はコンテンツの検討から計画の作成、当日の進行管理を担当しました。苦労したことは、私が仕様確定にかかわった新機能の教育資料作成です。キーユーザーの方に正しく理解していただけるように、何度も練り直して完成させました。
大きなトラブルもなく2か月間にもわたった教育を完了できたときには、大きな達成感を感じました。
日本国内では、労働人口の減少により、人材確保はますます難しくなります。ものづくりを生業とする当社にとって、DXで労働力をカバーできるかどうかが、将来を大きく左右するはずです。一方海外では、グローバル化が進む中で、システムの標準化やリアルタイムな情報の共有化が必要になってきます。
DXの推進に貢献することでグループ全体のものづくりを支えることが、これからも私の目標です。
キャリアパス
- 入社1年目
- 神岡鉱業 鉱山部
- 神岡鉱山での実習や、ペルーでの語学研修、鉱山見学を通じて、海外鉱山で働くイメージを深めた。
- 入社2年目
- ペルー・サンタルイサ鉱業
- ワンサラ鉱山で選鉱工程、排水処理、堆積場の管理を担当。異なる言語や文化を持つ方々と仕事をする大変さを学んだ。
- 入社6年目
- 竹原製煉所
- 銅および貴金属工程の管理を担当。現場を巻き込んだ操業改善を通じてチームワークを学んだ。