DE&I , Rewarding and Engaging Work Promotion

DE&Iと働きがい改革の推進

DE&I推進

三井金属グループはDE&Iへの取組みが、競争力強化や企業価値向上につながるものと確信し、今後もトップ主導のもと、多様性を活かし、働く人すべてが能力を最大限活かせる職場づくりを実行していきます。

「一人ひとりがダイバーシティ&インクルージョンの考えを理解し、価値観・経験を活かす」 代表取締役社長 納 武士

人事部ダイバーシティ推進室
室長

田代 美智
TASHIRO Misato

2011年、入社。
銅箔事業部にて開発業務に従事。
企画から量産立ち上げまでの経験を経て
2021年に人事部へ異動し、働きがい改革を担当。
2021年10月より、ダイバーシティ推進室長に就任。

一人ひとりがいきいき輝き、
活躍する組織を目指す

三井金属では、立場や属性に関係なく、多様な個性を認め活かしていく「ダイバーシティ&インクルージョン」を大切に、組織づくりを進めています。目指すのは、誰もがありのままの自分で能力を活かし、働ける状態です。多様な人々がいきいき働けるかどうかは、組織の活性化がカギとなります。そのために、組織ごとの課題に合わせて施策を実行できる仕組みづくりを加速していきたいと考えています。

ダイバーシティ推進室としては、働きがい改革や、多様な人材が活躍できる仕組みを通じて生産性を向上させ、イノベーションが起こる組織づくりに貢献すること。また、当社のダイバーシティ推進における取組みを発信、共感してもらうことでより多くの方に、三井金属のファンになっていただき、イノベーションを加速させていくことが私たちのミッションです。

私は、マネージャーの方たちがいきいき働き、どんどん挑戦したいと思えることが大切だと思っています。そうすることで、若手をはじめとした、チームメンバーが恐れず挑戦できる。チームで一体感を持ちながら、それぞれのメンバーが各々の得意分野、経験を活かしてさまざまなアイデアを出していく。それが価値提供につながる。そんな成功体験をより多くの人に感じてもらえるよう、改革を進めていきます。

推進体制

三井金属では2022年6月、社長を委員長とするダイバーシティの審議機関「ダイバーシティ推進委員会」を立ち上げました。
本部長を本部推進者とし、社長直轄のスピード感を活かして取り組みの加速、浸透定着を図っています。

女性活躍推進

三井金属で意味する女性活躍推進は、女性だけを後押しすることではなく、女性も当たり前に活躍できる会社・職場にすることで、様々な価値観、働き方の志向を尊重出来る、より誰もが働きやすい会社に近づけると考えています。

  1. 私たちは、
    立場・属性に関係なく
    お互いに個人(個性)を尊重
    します。

  2. 私たちは女性活躍の取り組みを通じて、
    色々な属性の方がより活躍できる組織
    になります。

  3. 私たちは自分の従来の
    仕事のやり方や仕組みを
    抵抗なく変え

    新しい取り組みに
    挑戦する人と組織になります。

取り組み事例

  1. 部門長・管理職・推進リーダーへのワークショップ
    部門長へ働きがい活動のセッション
    管理職向けのマネジメント研修の開設 など

アドバイザーからのコメント

アドバイザーからの
コメント

社外取締役

武川 恵子
TAKEGAWA Keiko

内閣府にて要職を歴任。男女共同参画局長として、男女共同参画に関する政策実現に邁進する。現在、昭和女子大学 グローバルビジネス学部特命教授を務める。積水ハウス(株)社外取締役を兼職。2021年6月より当社社外取締役に就任し、ダイバーシティ推進のアドバイザーとして委員会に参画。

多様な個性を活かす風土へ、
トップの強い覚悟で動き出す

2020年のダイバーシティ推進室設立をはじめ、三井金属では、誰もが長く働き続けるための思い切った改革が進められています。たとえば、2020年には配偶者の転勤に伴う休職制度や、カムバック制度が導入され、さまざまな事情により一度仕事を離れても、戻ることができる仕組みが整備されました。

ダイバーシティ推進の難しいところは、多様な個人をただ集めるだけでは、多様性が強みにはなりえないところでしょう。多様な価値観を持つ一人ひとりの活躍に向けて、制度が整うことはもちろん重要です。ただ、それらを活用し、互いに認め合える社内風土がなければ活かされません。

良いイノベーションはしっかりとしたマネジメントと相互尊重があってこそ。私は、アドバイザーとしてダイバーシティ推進委員会へ参画していますが、毎回、会社をより良くすることへの意気込みの強さを感じています。

女性活躍推進に向けては、実力を伴う人材登用が大切です。管理職登用率など数値目標を示すと同時に、研修を充実させ、能力を伸ばしていくための機会の提供もまた、企業がすべき大事な役割でしょう。これから「自分の実績や経験を、これからの後輩に引き継いでいきたい」――そんな思いで管理職を目指す女性の背中を押していくような、教育機会の整備にも取り組んでいきます。

三井金属は、真面目で優秀、合理的でユーモアのある方が多く、とても風通しの良い会社です。さらなる進化を目指し、かじを切った三井金属を、私と共に高めていける皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

働きがい改革推進

事業により目標や組織課題が異なる中、「誰もが働きやすい、いきいき職場」を実現するため、各事業部から選出されたメンバーと課題解決に向け議論を重ねてきました。土台となるのは「共に働く相手を尊重し、安心して働ける環境をつくること」。まずは組織の状態を見える化すること、その上で、それぞれの組織に合ったアクションを実行することでそれぞれの組織課題を解決していきます。

目指す姿

  1. 私たちは、
    お互いを認め合い尊重することで、
    安心して働ける職場をつくります。

  2. 私たちは、自律的に働き 、
    仕事の成功や失敗
    を通じて
    成長を実感できる職場をつくります。

「従業員のみなさんを幸せにしたい。」
「多様な人を惹きつける場」の実現を目指し、
挑戦と成長を後押しする環境を整える

人事部働きがい改革推進室 室長

堀口 誠 さん
Makoto Horiguchi

2001年、入社。
製造技術業務に約20年間従事。銅箔事業部 マレーシア工場でのゼネラルマネージャーを経て、2021年には銅箔事業部 上尾事業所長として現場で働きがい活動を推進。2024年4月より現職。

「働きがい改革推進室」は2024年4月に発足しました。多様な人材を惹きつけ、お互いを尊重し合える組織をどう作っていくのか。2022年からダイバーシティ推進活動の一環としてスタートした働きがい活動を、これに特化した専任組織の中で、さらに加速することが私たちのミッションです。
私は入社以来、約20年のキャリアの中で、機能性粉体や銅箔事業部の製造技術を培ってきました。銅箔事業部では、上尾事業所長として、従業員から寄せられる相談にじっくり耳を傾け、上司・部下間のコミュニケーションの改善点をマネージャー陣に丁寧に伝えるなど、一緒に働く仲間を尊重し合う「和」の環境づくりを進めていきました。
その結果、組織の風通しが良くなり、事業課題のひとつである生産能力が強化されました。また、従業員が働きがいを実感できるようになり、企業価値の向上につながりました。困っている人の状況をいち早く改善したい、働く仲間を幸せにしたい。そうした思いを強く持つようになり、「働きがい」を追求することで多様な人が集まる、魅力ある会社を創っていきたいと考えるようになりました。

22年の活動開始から3年間、従業員のエンゲージメントは連続して上がっており、各拠点の働きがい向上施策の効果実感率も高まっています。今後も、拠点ごとに異なる事業性を考慮しながら、対話を中心とした施策立案、支援を行い、ITツールを活用した業務省力化、社内ポータルサイトでの発信など意欲的に取り組みを進めていきます。そして、三井金属が掲げる「人の成長を大切にした経営」体制を活かし、いきいきと働き続けられる、豊かな環境整備を目指します。

取り組み事例

  1. 部門長・管理職・推進リーダーへのワークショップ
    部門長へ働きがい活動のセッション
    管理職向けのマネジメント研修の開設 など