Cross Talk
失敗を恐れずに挑戦できる環境で、一人ひとりが理想とする働き方を追求していく――それが今、私たち三井金属が力を入れて取り組んでいることです。「どんなキャリアが積める?」「社内の雰囲気は?」「職種によっての働き方に違いはある?」などの疑問に応えるため、さまざまな社員の本音トークを通して、三井金属のリアルを探っていきます。
ママ社員
誰もがそれぞれに合ったキャリアを積み重ねながら働いていける環境づくりにも力を入れています。ライフイベントを経ながら仕事を続ける女性社員4人の姿を通して、働く環境、社内の雰囲気をお届けします。
上司部下×パパ社員
専門性を深め、仕事の幅を広げながらも、プライベートを充実させた働き方を実現できることも三井金属の魅力のひとつとなっています。ワークライフバランスも大切にしながら働く社員がそれぞれの現場の声を届けます。
キャリア採用者
三井金属にはキャリアや年齢、職種を問わず、挑戦できる環境があります。キャリア入社した社員には、三井金属がどう見えているのか。それぞれの目線から仕事のやりがいや、働きやすさについて語ります。
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L.W.さん
- 2013年キャリア入社。電池材料事業部の営業職を経て、現在は機能性粉体事業部の企画職に携わる。2018年に育児休業を取得した後は在宅勤務をメインとして働く。
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C.O.さん
- 2017年入社。総務部で株式業務、渉外業務などを経験し、現在は人事部 労政担当として福利処遇にかかわる制度企画を担当。2021年に育児休業を取得した経験を制度改革に活かし在宅勤務をメインとして働く。
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M.I.さん
- 2018年入社。銅箔事業部 製造課 分析グループに所属。新規分析装置の立ち上げや分析対応、不良メカニズムの解明などを担当。2021年育児休業を取得。
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C.I.さん
- 2011年入社。機能材料開発センターでの発光材料の開発を経て、触媒事業部の開発部で触媒や材料の開発に従事。2015年と2017年の2回、育児休業取得。
専門性を深めキャリアを積む
女性が長く働きたいと思うと、キャリアの積み方をどうするかという課題が出てくると思います。皆さんはこれまでどのようなお仕事をしてきましたか?入社の理由や仕事のやりがいも聞かせてください。
私は、環境保全のためにはモノづくりが重要と考えて、大学・大学院では無機材料化学を専攻していました。その専門性を活かして働きたいと選んだのが、三井金属です。事業が多角化されていて自分の研究分野以外の分野もあったけれど、どの分野でも興味を持って仕事ができると思いましたね。入社後はLED用の発光材料の開発を経て、2014年まで自動車メーカー向けに、排ガスを浄化する触媒の開発担当としてお客様とのやりとりも多い業務を経験。現在は要素開発室にて、同じ触媒の材料開発を行っています。「どうして」を明らかにするプロセスが面白いです!
私は若手でも大きな仕事を任せてもらえる環境に惹かれて入社しました。長い社会人人生の中でいろいろなことにチャレンジできるのではと思いましたね。三井金属に入社後、しばらくは銅箔事業部で製造に関する仕事をしていました。現在は分析や発生した不良のメカニズムを解明する業務を担当しています。現場の皆さんとのコミュニケーションを取る中で、不良のメカニズムに対する対策や考察を納得してもらえると、会社に貢献できた!と嬉しくなりますね。
私は自由な社風が入社の決め手でした。入社後は総務部で株式業務に従事した後、福岡の三池事務所に異動し、渉外業務を担当しました。その後、本社に戻り、組合との交渉窓口、福利厚生に関する制度の企画に携わっています。社員の皆さんの働きがいや幸せにつながる仕事ができることが、この仕事の醍醐味のひとつ。また、人事・総務の仕事はいろいろな事業所を経験することも勉強になるので、転勤は仕事の幅を広げるよい機会になったと思っています。
私の場合、語学スキルを活かして海外と関わりのある仕事がしたいと考えていて、海外拠点を多く持っている三井金属を選びました。入社当時は電池材料事業部の営業としてバリバリ働いていて、海外出張も多かったですね。現在は新事業につながる案件の創出や商品に応じたマーケティング活動など企画をメインとする業務を担当。いろいろな部署と連携して業務を進め、それがうまく遂行できたときにやりがいを感じます!
個々のライフイベントに寄り添った働き方
部署異動のタイミングってどうでした?
私は社内結婚だったのですが、夫が本社勤務、私が福岡の事業所勤務だったときに結婚したので、しばらくは別居していました。それが、子どもがおなかにいるときに私が本社に異動することになったので、そのあたりの事情を踏まえて会社が対応してくれたのかなと思っています。
私も妊娠を機に異動しました。お客様への対応がメインとなる設計室から、材料開発がメインの要素開発室に異動したことにより、業務スケジュールの調整が比較的柔軟にできるようになりました。
私も異動したのは子どもができてからです。妊娠中は体調不良が続いていたこともあり、在宅勤務で対応できるように配慮してもらえて、とても助かりましたね。一人ひとりの事情や状況を考えてくれていて、とても心強かったです。L.W.さんは、いかがでした?
私は以前の職場は海外出張もあったので、妊娠を機に国内メインの業務に異動しました。おなかが大きくなってくると満員電車に揺られての通勤も大変になってきて。体調は好調でしたが、うまく在宅勤務を活用することで、体への負担を軽減できたかなと思っています。
皆さんは、育児休業から復帰した後って、働き方は変わりましたか?
私は在宅勤務をメインにしながら、少しずつ外勤や出張の機会を増やしていきました。
私は時短勤務をしながら、子どもの用事や自分の体調によっては在宅勤務を活用しています。育児をしながらでも無理せずに仕事と両立できるのが嬉しいです!
私も時短勤務と在宅勤務でうまく両立ができている感じですね。実は復帰後、一気に仕事の負荷が増えてしまった時期があり、子どもが寝た後に仕事をすることがあったのですが…。繁忙期が落ち着いたところで上司が業務量を調整してくれて、今では時短勤務の範囲内で業務を終えられるようになりました。
上司やメンバーの理解があることは本当に心強いですよね!私は子どもが2人いるので、育児休業は2回取得していますが、復帰後は保育園のお迎えのため、短時間勤務を選択しています。子どもの体調不良で急な早退やスケジュール変更等が生じることもありますが、職場の雰囲気が悪くなるようなことはなく、子どもの心配までして下さり、感謝しています。
キャリアアップと子育てを両立できる職場環境
皆さん、育児休業を取得してらっしゃいますが、実際に取得してみてどうでしたか?私は出産準備や育児に専念できることはもちろん、仕事復帰に向けた準備ができるところにも育児休業取得のメリットがあったかなと思っています。
私は9か月くらいで職場復帰しました。中国だともっと復帰が早いのだけど、日本だと比較的早い復帰だったようで、周囲からは「もう復帰するの?」と驚かれたほど(笑)。それだけ育児休業に対する職場の理解もあるし、サポートしてくれる環境があるってことだと思います。夫も積極的にサポートしてくれるので安心です!
私の場合は、上長である男性が育児休業を取得したことがあって。それだけに助け合おうという雰囲気がとても強いことが、所属するグループの自慢ですね。福利厚生や、制度に関する業務への取り組み方も変わってきています。人事部門の担当者として、自身の経験も活かしながら、皆さんの働きやすさを実現できる制度へと改革していきたいと考えています!
仕事に対する考え方の変化、分かる気がします!私、復帰直後は時短勤務で周囲との差ができるんじゃないかと焦ってしまった時期があったんですが、仕事量が減ったとしても会社が自分に求めていることは変わらないと思えるようになってからは、私のやり方でやればいいんだ!と気持ちが楽になりました。
そうそう!産休や育休でブランクがあったとしても社会人としての業務遂行能力が落ちることはないですよね。私は10か月程度の休業後に復帰したけれど、違和感なく業務に戻ることができました。2つの部署を経験したことがキャリアになっていると感じているし、復帰後も責任ある業務を任せてくれる職場に感謝しています。
私も子育てを通して「経験が財産になる」ということを実感しました。子育てとキャリアアップは両立できることも分かりました。子育てをする女性たちのキャリアアップをサポートしてくれるような、産休や育休がビハインドにならない制度やサポートがさらに充実していくと嬉しいですね。
「やりたい」という想いに応えてくれる会社
これからの働き方ってどう考えていますか?
私はもっと専門知識を深めて、周囲から信頼される材料開発のスペシャリストとなることが目標です。そして、一緒に働く仲間がイキイキと能力を発揮できる職場の雰囲気づくりにも力を入れたいですね。
私は、人事や総務の業務を極めるためにも、子どもが大きくなったら地方の事業所で経験を積みたいです。地方や拠点によって考慮する事情が異なるなど、いろいろな事業所を経験することが業務内容を深めることにもつながると思っています。転勤をチャンスととらえて、さらに仕事の幅を広げていきたいです!
私は、子どもを連れて海外赴任ができたらいいなと思っています。私自身の経験となるのはもちろんですが、海外を経験することで子どもの将来の可能性も広がるはず!そして「女性だから、子どもがいるからなどの理由で何かをするのが難しい」という概念がなくなる働き方がしたいですね。女性管理職となって、これから子育てをする女性たちのロールモデルになれたら嬉しいです。
私の部署はフランクに情報共有ができる職場なので、仕事と家庭の両立がしやすいです。子どもが手を離れたら、海外との仕事を増やしていきたい。今手掛けているマーケティングは国内中心ですが、海外のマーケティングにも携わりたいし、海外出張もしたいですね。
誰もがキャリアを積み続けられる環境は、三井金属を就職活動先として考えてくれている学生の方も関心があるのではないかなと思います。私が学生の皆さんに伝えたいのは、当社にはよい意味で個性的な方が多く、そうした方々と一緒に仕事をするのはとても楽しいということ!誰でも意見を言いやすい環境で、女性社員発信で作業服を変更したこともあります。自分らしく働きたいと考えている方にはピッタリの環境です!
それは私も感じています。そして三井金属はライフイベントの変化など個人の事情をきちんと配慮してくれる会社です。2022年度からは新しい人事制度が導入され、キャリア開発支援を重視する体制になりました。これから入社する方も安心して働ける環境の中で力を発揮できると思いますよ。
そうですね。当社は多様性を受け入れてくれる会社です。そして、どんどん意見を言える人、真摯に課題に取り組んで変えていける人が活躍している印象があります。いろいろなことに挑戦できる環境も素晴らしいと思っています!
三井金属は社員の「やりたい」という気持ちに応えてくれる会社。私は「子どもがいて時短勤務をする女性社員」ですが、それはキャリアの妨げにはならないと感じています。これから入社する方にもやりたいことを大切にしながら、キャリアを積み重ねてほしいと願っています。
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K.Y.さん
- 2018年キャリア入社、総務部に所属。株主総会の運営や持株会の管理などを担当。2022年9~10月の約1か月にわたり育児休業を取得。現在は在宅勤務やフレックス勤務を活用し、育児に携わる。
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A.T.さん
- 2017年キャリア入社。広島県の竹原製煉所 設備技術課で工場内の設備保全業務を担当。育児休業を2020年2~4月にかけて約2か月ほど取得した。
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K.M.さん
- K.Y.さんの上司であり、総務部副部長。入社以来、総務関連の業務を担当。本社にて株式・株主総会関連や渉外・資産管理などの業務を統括しながら、ワークライフバランスを重視した体制構築に力を入れている。
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R.S.さん
- A.T.さんの上司であり、竹原製煉所 設備技術課 作業長。2018年まで竹原製煉所の野球部に所属。設備技術の業務を担う傍ら、柔軟な働き方ができる職場環境づくりにも取り組む。
やりがいや責任ある仕事に邁進できる
いろいろなキャリアの積み方、働き方ができる――それが三井金属だと思います。私は新卒入社ではなく、2018年にキャリア入社しました。現在は本社の総務部で、株主総会の運営や持株会の管理、社会貢献活動の推進など幅広い業務を担当しています。他の部署と協働しながらさまざまな業務に携わっていますが、幅広い視野を持ち、アンテナを伸ばしながら情報を収集することが必要です。それがこの仕事の難しいところであり、やりがいだと考えています。
私は総務部の副部長として、株主総会や渉外、資産管理などの業務を統括しています。K.Y.さんは仕事をコツコツと何事もいとわずに地道に遂行するタイプです。職場のキーマンであり、上司からすると頼りになる存在。けれども、真面目な性格だけに、もう少しいい加減なところがあってもいいと思うほど(笑)。
私の部下であるA.T.さんもそのタイプ!我々の部署は広島にある竹原製煉所で工場内の維持管理や改善に関する業務を担当しています。A.T.さんは分からないことは自ら調べたり、協力会社さんとコミュニケーションを取りながら1歩ずつ前に進めたりといった地道な取組みができる人材。精一杯頑張る性格だから、無理をするんじゃないかと実はこっそり心配しています。
そんな心配をおかけしていたとは!(笑) 私は2017年にキャリア入社して以来、工場の安定操業を支える業務に従事しています。工場と協力会社さんの間に立ち、設備の故障の修理をはじめ、工場が長期で停止するときに行う工事の進捗管理も担っています。安定操業を守るという責任ある仕事はやりがいも大きいですね。
柔軟な働き方ができる体制づくり
社員一人ひとりの状況や希望に合わせた働き方ができることも、三井金属の魅力だと思います。年に子どもが生まれたのですが、初産で双子ということもあり、妻の負担を軽くするために育児休業の取得を決めました。R.S.さんにはよく相談にのっていただき、育児休業をスムーズに取れるように配慮してもらえたため、本当にありがたかったです。
私は2022年9月から1か月ほど育児休業を取得しました。三井金属では、正直にいうと男性が育児休業を取得するのは難しいかなと思っていたところもあったのですが、問題ありませんでした。K.M.さんや部門長が育児休業を取りやすい雰囲気をつくってくれたので、想像していたよりも気軽に取得することができました。同僚たちも「育児休業、取るんでしょ」と後押ししてくれて。その温かい気遣いが嬉しかったですね。
K.Y.さんは真面目な性格だし、自分から「育児休業を取ります」とは言いづらいだろうなとは考えていました。だから、子どもを授かったと知ったときから「育児休業取るんだよね」と言い続けましたね(笑)。
そういう心遣いは本当に嬉しいです!育児休業中は自分の業務を他のメンバーに任せなくてはならないですよね。それが周囲の負担にならないか、迷惑とならないかという不安も感じていました。それを払拭してくれたのが、R.S.さんでした。
A.T.さんの不安には気付いていました。私も双子の子どもがいるので、周囲のサポートが重要であることを実感していたのです。だから、A.T.さんが不安なく育児休業を取得するために、育児に集中できる環境をつくろうと。これまで私の部署で男性が育児休業を取った事例はなかったのですが、いつからでも取得できるように業務調整を行い、彼の担当業務を「見える化」して他のメンバーと共有できる体制を構築しました。
私も子どもが3人いるのですが、総務部も男性の育児休業の取得例はこれまでなかったんですよね。ただ、自分の育児を振り返ったときに、男性も育児休業を取得したほうがよいと考えていたのです。K.Y.さんの担当業務の中には、彼が一人で担当しているものもあったのですが、時期を前倒ししたり後ろ倒ししたりして業務を調整しました。このタイミングで、日々の業務が一人の人に負担のかからないよう、フローの見直しも行いました。
K.M.さんにはいろいろとフォローいただいて感謝しています!総務部では前例がないものの、他の部署で育児休業を取得した方がいると聞いたことも後押しになりました。「育児休業中も仕事をしなくてはいけないのでは?という不安もありましたが、育児休業中に仕事をすることはなかったですし、復帰後も以前と同じように仕事ができています。
育児に専念できるようなフォロー体制づくりは上長として重要な仕事。育児休業中に仕事はしないものの、必要な職場の情報は休業中でも閲覧できるようにしていました。職場とまったく連絡を取らないと、それはそれで復帰したときに浦島太郎状態になるのではないかと。彼が育児休業を取ることの不安を取り除きたかったんです。
そこは私も注意した点。A.T.さんが担当していた工事案件をすべて「見える化」していたので、育児に専念しながらも仕事の状況を確認したいときには確認できる体制があったんです。復職後の不安を軽減するための施策も重要だと感じましたね。
自分だけが知っている情報だったものを部署のメンバーと共有できていたので、育児休業中に仕事をするということはなかったです。R.S.さんをはじめ、部署のメンバーも私の育児休業取得を嫌な顔ひとつせずにすんなりと受け入れてくれました。それには本当に感謝しています。
同僚の皆さんからも「何かお手伝いできることはありますか?」「育児休業中にやっておくことはありますか?」と言葉をかけてもらったことも心強かったです!
一人ひとりの状況に応じた働き方をサポート
子どもが生まれたのは業務の繁忙期。それを受けて、生まれた直後ではなく、少し時期をずらして育児休業を取得したことも、休業中に育児に専念できた理由かもしれません。そうした個別の事情や状況を考えてくれる雰囲気も助かりました。
私の場合、子どもが双子だったこともあり、生まれた直後の大変さを目の当たりにし、妻を助けたいと、産後すぐの育児休業を希望しました。R.S.さんに相談してから育児休業を取得するまでの期間は1~2か月くらい。短期間で対応いただけて心強かったです!
A.T.さんに相談を受けてからは「仕事のことはこっちに任せてくれればいいよ」というスタンスでしたね。体制づくりに頭を悩ませたこともありましたが、実際にはA.T.さんの休業中はトラブルなく、業務を進められました。
分かります!K.Y.さんの担当業務は、以前私が担当していた業務。もし彼の休業中に問題が出てきたとしても「こちらで対応するから!」という気持ちでしたね。職場内でも「男性が育児休業を取得するのは当たり前」という反応。メンバーがK.Y.さんに「頑張ってください」とチャットで応援メッセージを送っているのを見て、こちらも嬉しくなりました。
「育児は大変だけど、何かあったら相談してくださいね」との言葉をもらいました。いろいろな方に育児をサポートしていただきましたが、それでも初めての子どもなので大変なことも多かったです。育児休業を取得したことで、子どもとの時間をじっくり取ることができ、子どもとも妻とも絆が深まったと感じています。
そうですね。私も育児休業のおかげで今しか見られない子どもの姿を見ることができてよかった。育児の大変さを身をもって実感できたし、妻のサポートもできた。いろいろな状況が許せば、もっと長い期間取得したかったという想いもあります。
そうした想いに応えられるように、上長としてはもっと環境を整えていきたいですね。
ワークライフバランスを重視した、これからの働き方
ワークライフバランスの重要性を再確認し、より効率的な働き方を心掛けるようにもなりました。子どもがまだまだ小さいので、手がかかる時期。在宅勤務やフレックス勤務などを活用して、積極的に育児するように心掛けています。
私も業務への取り組み方が変わりましたね。以前は残業する日もありましたが、今は残業を減らして早めに帰れるように調整。子どもが熱を出したときにはフレックス勤務で対応するなど柔軟な働き方ができることも助かっています。
考えているのは、子どもの成長に合わせて育児休業を2回取得するなど、一人ひとりの事情を考慮しながら本人たちが安定するまでのサポート環境を整えることです。多様な業務の進め方、新しい働き方ができるようなチーム体制を構築したいと思っています。
そうですね。我々の世代になると親の介護という問題も出てくる。その人の置かれた状況に合わせて組織としてどうサポートしていくのか、柔軟に動ける組織づくりも私たち上長が解決すべき課題ととらえ、働く環境を整えていきたいですね。
柔軟な働き方ができる体制がさらに整えられていくのは嬉しいこと!プライベートが充実すれば、余裕を持った気持ちで仕事にも取り組めると実感しています。
仕事では自分の力を最大限に発揮しながら、プライベートでは子どもとかかわる時間をさらに増やして体験を共有していきたいと考えています。
三井金属は社名ほど堅苦しくない会社です。柔軟な考えを持っており、社員が働きやすい環境づくりにも力を入れていると知ってほしいですね。
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H.K.さん
- 2013年キャリア入社。大学の研究室では金属内包フラーレンを研究。現在は触媒事業部開発グループのリーダーとして、有害な排気物質を浄化する触媒の開発に従事。
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C.T.さん
- 2020年キャリア入社。前職ではソフトウエア開発に従事。大学で得た法的知識を活用しながら、現在は法務部にて幅広い法務業務を担当している。
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Y.I.さん
- 2022年キャリア入社。事業創造本部 事業企画部。メーカーの企画部門でのキャリアと、ビジネススクールで得た知識を活かし、中期経営計画立案などに携わる。
これまでのキャリアを活かした活躍
キャリア入社のメリットは、これまでの経験を活かした働き方ができることにあると思います。私は現在、新規事業の創出に携わる「事業創造本部」に所属しています。中期経営計画の策定やイノベーションを起こせるような組織づくりへの貢献、新規事業のビジネスモデルの検討などが私に課せられたミッション。前職で新規事業の立ち上げや経営企画に携わっていたキャリアが仕事に活きていると感じています!
私は法務部で契約書の作成や、法務業務に関するシステムの導入・ルール整備、海外拠点のコンプライアンス活動などの業務に携わっています。法務業務は幅広く、案件ごとに検討事項や必要な知識も異なりますが、それだけに毎回新鮮な気持ちで業務に臨め、仕事の面白さにもつながっていますね。
僕は入社前、大学の有機化学系研究室でポスドク(博士研究員)をしていたので、企業での社会人経験は三井金属が初めてです。現在は自動車の排ガス浄化触媒の開発グループでリーダーを担当。新たな技術の開発や顧客の要求性能に合わせた改良に加え、社内の各部門との連携業務や顧客対応なども担っています。お二人は今の業務のどういったところに面白さを感じていますか?
企画部門で働く醍醐味は、自分で考えたことを実行できることですね。ゼロベースから事業戦略を考えたり、所属部署のメンバーがワクワク働けるためにはどうすればいいかを検討したり。これまで誰もやったことがない領域にも手を伸ばせる自由度の高さも魅力なんじゃないかな。
裁量の大きさは開発の現場でも感じます!コンペで他企業と競う機会も多く、チーム一丸となって課題に取り組んでいます。顧客の要求にどうすれば応えられるかを考えながらモノづくりに情熱を燃やしている。それが触媒事業部の雰囲気ですね。
私の働く法務部では、一人ひとりのメンバーが強みを活かして業務を担っていると感じています。実は前職ではソフトウエアの開発に従事していました。法務の仕事に転職したのは、大学で修得した法的知識を活かして働きたいと考えたからです。現在、法務業務に関するシステムを担当しているのも前職のIT系知識を活かせる点を考慮してもらえたのかなと思っています。
柔軟な働き方と多様性を受け入れる職場環境
働く環境の良さも三井金属の特徴ですよね。転職して印象的だったのは、親切で物腰が柔らかく、業務に対して誠実な姿勢の人ばかりだということ!入社当初はなじみやすいように声をかけてくれたり、相談しやすい雰囲気をつくってくれたりしてくれたことが、とてもありがたかったです。
確かに。同じ会社内でも事業の性質によって文化が異なるところもあるかと思いますが、全体的にフランクな雰囲気を感じますね。そして多様な人材を受け入れて、それぞれの能力やスキルを活かした業務の進め方を認めてくれる土壌もあるんじゃないかなと。だからこそ事業創造本部はキャリア採用者も多いですが、みんな自分らしく能力を発揮できている気がしています。
触媒事業部もキャリア採用の方が比較的多いです。開発のための試験や実験を滞りなく進めるために一人ひとりが責任を持って業務をまわしていて、役職問わず、互いに発言し合う文化がある。そういう意味では、新卒採用とキャリア採用の差を感じたことはないし、実際に昇進などでの差もないです!
私の部署で活躍している人は、その性格も仕事の仕方もさまざま。「多様性」があることを実感しますね。それに一人ひとりの事情を配慮してくれるので、仕事とプライベートの両立がしやすい。男女を問わず、育児などと両立しながらライフステージに合わせた働き方をしている先輩たちを見ていると、私も見習いたいと思うし、仕事に対して前向きな気持ちになれます。
私の職場では在宅勤務やフルフレックス勤務といった制度を利用して柔軟な働き方をしている方が多いですね。仕事の進め方でいうと、自分のスタイルを貫ける自由度の高い環境があるのですが、その分進め方やどこまでやるのかなどを自分で決めなければいけないという点は人によっては課題かも。チームで取り組む意識をもっと強めてもいいのかなと思っています。
我々の現場で活躍しているのは、アイデアを出せる人、主体性や責任感、決断力がある人、そして開発業務の後工程を想像できる視野が広い人。そういった人たちが今後経営層となることで、三井金属がさらに発展するのではと考えています。
個々のビジョンを実現できる風土
お二人が三井金属で目指す将来ってどんな感じでしょう?私はこれまでずっと企画部門での業務に携わってきました。ビジネススクールで得た知識を活かして事業戦略などを策定していますが、今後は組織力を高める事もしてみたい。組織としてスピード感を持って対応することで、さらに企業価値を高められるはず。そういった面からもさまざまな施策を検討していきたいですね。
私が目標としているのは、スキルを向上させながら、引き続き法務の仕事に従事していくこと。三井金属は「働き続けやすい環境」が魅力です。出産や育児、介護などライフステージの変化があっても、さまざまな制度を利用しながら仕事を続けていきたいです。
開発職から見ると、カーボンニュートラルやSDGsなど人類の価値観が大きく変わる時代に居合わせていると感じています。技術の方向性もガラッと変わる大転換期にあるので、開発者として世の中に貢献できる技術の一端を担いたいという想いがあります。
これから入社を考える人に伝えたいのは、三井金属はやりたいと手を挙げれば、実現できるチャンスがあるということ!もちろん、個人でそれ相応のスキルが求められますが、強い気持ちを持つ人には向いている環境だと思いますよ。
私が三井金属を選んだ理由のひとつが「人」でした。面接で会った社員の皆さんの雰囲気を見て「こういう人たちがいる会社っていいな」と感じたんです。実際にとても働きやすいですし、これから入社する皆さんにもそう感じてもらえると嬉しいですね。
三井金属は広い事業領域を持っているため、同じ事業部内でも、さまざまなバックグラウンドを持った人が共に働いています。私自身、入社してから「キャリア採用者だから、と感じたことはなく、我々の技術やスキル、意見を活かした働き方を実現できることが魅力だと感じています。就職・転職を考えている皆さんには、この会社で数年後、数十年後にどういう自分になりたいか、何をやりたいのか。入社後のビジョンを描きながら、自分が感じることを大切に後悔のない就職活動・転職活動をしてほしいと思っています。