Our Sustainability
三井金属グループの
世界が抱える課題を、
事業で解決する
経営企画本部 サステナビリティ推進部長 樋口 誠
企業が生き抜くための戦略
三井金属グループは、非鉄金属や電解銅箔といった様々な製品を創出し、人々の豊かな暮らしに貢献しています。一方、企業や消費者が現在の生産と消費のパターンを続けていては、地球自体がもたないという危機感を持っています。非鉄製品の製造プロセスにおけるエネルギーの消費等、事業が地球環境や社会に与えている負の影響の低減や、世界が抱える課題の解決に貢献する価値を創出することが、当社グループのサステナビリティであるととらえています。サステナビリティは当社グループが生き抜くための戦略であり、地球や未来のことを考えて価値を創造していく、そうした企業グループでありたいと思っています。
変化を楽しむ
サステナビリティを実現するために、三井金属グループのパーパス(存在意義)を定義し、これに基づきポートフォリオやビジネスモデルの大胆な変革に、組織を挙げて挑戦していきます。
「変化を楽しむ」をモットーに、変革を一緒に進めてくれる皆さんをお待ちしています!
事例紹介
①マテリアル・サイクル
資源のリサイクルや、製品に使用する資源の削減に積極的に取り組んでいます。
例えばリサイクル製錬。
保有する製錬所のネットワーク・シナジーを追求し、リサイクル材料からの金属回収効率の改善や、多様な金属・元素の回収を実現する技術を開発しています。
②市場共創
研究開発では、三井金属のコア技術と“外の力”のイノベーティブな融合により、素材の新たな機能を引き出し、新規事業の創出をする「市場共創」に取り組んでいます。 現在、事業化ステージにある全固体電池向け固体電解質は、ゼロ・エミッションへの貢献が期待されています。
③ダイバーシティと多様な働き方
ダイバーシティの重要性を認識し、多様な人材がイキイキと働ける職場作りを進めています。
まずは、働き方に制約のある従業員も働き続けられるよう様々な選択肢を提供してきました。育児・介護との両立支援、配偶者転勤に伴う休職制度等を整備し、また大崎オフィスはテレワークに移行しています。
④カーボン・ニュートラルと再エネ活用
カーボン・ニュートラルに向け取り組みを加速させています。現在、国内外に水力、太陽光による発電設備を有し、年間で日本の一般家庭11万世帯分の電力使用量に相当する、400GWh超の電力を創出しています。今後も再エネによる電力創出を推進していきます。