150th Anniversary

RELAY ESSAY 拠点リレーエッセイ

竹原地区

竹原製煉所は、1937年に昭和鉱業株式会社竹原電煉工場として操業を開始し、その後幾多の変遷を経て、1952年に現在の『三井金属鉱業株式会社竹原製煉所』となりました。
竹原製煉所は、三井金属グループの製錬リサイクルネットワークの中で、廃電子基板・廃バッテリーなどのリサイクル原料から金・銀・銅・鉛・錫・アンチモンなど多くの元素を回収する重要な役割を担っていることから「三井金属グループの『肝臓』」と称されるとと同時に、先端分野において、ハイブリッド車などの二次電池用の材料やスマートフォンなどの透明電極用材料、各種電子基板の導電性ペーストの材料を供給することにより快適な社会の実現に貢献しています。

瀬戸内海に面した自然豊で風光明媚な竹原市は、豊富でキレイな水源と少雨温暖な気候を活かした製塩業や酒造業などが発達し、海に面した地形から海運業の要衝として主導的地位を確立しておりました。
また、忠海港の南に浮かぶ大久野島は、野ウサギと触れ合うことができる外国人に人気の観光地ですが、戦時中の毒ガス製造工場の遺構が残るなど歴史を感じることができます。
竹原製煉所は、市街地に近接しているため、地域との共存共栄を大切にしています。竹原を流れる「賀茂川」や瀬戸内海に面する「的場海岸」の清掃活動などの地域貢献活動に参加しており、地域の方々とともに、豊かで住みよい社会の実現に取り組んでいます。